11月になりました。
寒さも本格化していくと考えられます。
また,これからはインフルエンザも流行りだす可能性がありますので,対策を十分にしましょう。
弁護士法人心の鳥光でございます。
今回は受験シリーズの4回目です。
司法試験に向けた勉強をするうえで,小職が重視し,軸を置いていたことを,学習の対象,勉強方法,答案作成の3つの観点で照会します。
1 学習の対象
判例最優先を最優先して勉強していました。
ロースクールの教授も,敢えて学説には触れずに,判例のみを扱うスタイルである方が多かったことから,司法試験の問題に対しては判例に従って解答するのが筋であると考えていたためです。
学説については,規範として広く使われている例外的なものを除き,後回しにしていました。
下手に学説に手を出してしまうと,かえってわからなくなってしまう可能性もありましたし,何より小職は判例を学習するので精いっぱいで学説を勉強する余裕はありませんでした。
2 勉強法
とにかく書くことにしていました。
答案も作れるだけ作っていましたし,判例の規範等答案で使えそうなものを見つけた時もノートに書き写していました。
後日詳しく述べますが,読むと書くとでは記憶への残り方も違いますし,書くことで理解が進みます。
また,こうして作り溜めたノートを本番前などに使用していました。
3 答案作成
点数の取れる解答を書けるようになること以前に,書くスピードと腕のスタミナを確保することを重視していました。
頭でわかっていても,答案としてアウトプットできずに,採点者に対して表現できなかったならば何の意味もないためです。
上記2の勉強法により,速度を保ったまま答案を書き続けられる状態をキープするすることができます。
加えて,ある程度信頼性のあるグレードの万年筆を購入して使用していました。
万年筆はボールペンと違って紙との抵抗が少なく,構造的に文字を書くスピードを上げることができます。
また,いつも同じ万年筆で書いていると,万年筆のペン先が自分の書き方に合わせて摩耗し,より書きやすくなっていきます。