実践・生前整理 1

ブログをご覧いただき,ありがとうございます。

 

相続案件をメインに取り扱っている弁護士の鳥光と申します。

 

相続の中においても,相続に関わる手続き,生前整理・生前対策に力を入れております。

 

生前整理は,遺産分割における争いを予防し,仮に争いになったとしても長期化・激化を抑える働きがあります。

 

生前整理という言葉は抽象的ですが,相続における紛争予防の観点からは,以下3つを行うことであると考えております。

 

①相続財産として通常価値のない物(衣類や家電,日用品など)をとにかく最小限にする

 

②価値のある財産(預貯金等の金融資産,不動産,その他価値ある動産)をリスト化する

 

③②の財産をシンプル化する

 

生前対策をアドバイスする上で,私自身,自宅の物を最小化(ミニマル化)する取り組みを行っております。

 

自分が死亡した際,相続人や関係者が残置物の処分に困らないよう,とにかく家財道具は減らせるだけ減らしました。

 

自宅のエントランスです。

洗濯機くらいしか置いておりません。

 

 

 

部屋には,デスクと寝床,あとは写真には写っておりませんが,メタルラックが一つあるのみです。

 

 

 

衣類も,これでほぼ全てです。

 

 

 

写真には写せませんが,金融資産に関する情報や,アンティークコインなど財産的価値のある動産は一か所に集約しています。

 

現在不動産は有しておりませんが,仮に不動産を購入したのであれば,売買契約書や登記簿,権利証(登記識別情報)等も一か所にファイリングします。

 

そして,手書きでもよいので,これらの財産をリストアップした表(財産目録)も作っておきます。

 

今後は,銀行口座の数や,クレジットカードの数を減らし,法律関係の最小化を進めていきます。